旅行会社について

てるみくらぶを7年前に初めて利用した。

サイパンへの3泊旅行で、見つけてくれた友達が「ここ安いけど口コミが微妙で怖いんだけどどう思う?」と言いながらも、まぁ安いし、と申し込んだ。

実際、問い合わせなきゃいけないことがあって電話したら全く繋がらないし、電話出ても対応悪いしで安かろう悪かろうなイメージ。

 

で、今回のこれで、あぁやっぱりなと。

 

ちょうど先週、某大手旅行会社で添乗員付ツアーに行って感じたことがあったからつらつらと。

 

私はこれまでその某大手の添乗員ツアーに3回参加したけど、値段感もあるのかいつも大半がお年寄り、イタリアだけはハネムーンが大半でした。

添乗員曰く、いまや旅行会社を支えるのは60代後半からのお年寄りらしく、若者は旅に出なくなったとのこと。

 

確かに、若者の海外離れは著しいけど、単純に旅行の形態が変わってるんだと思う。

 

スーツケースに同じロゴのシール貼らされて、バスで一日複数の遺跡名所をまわり、ご飯は「名物」といいながら日本語の主要単語を抑えた日本人慣れしてる店員のいるレストランにぶち込まれて美味しくないものを食べ、たまたま同じグループになった人々と微妙な距離感を保ちながら会話をし、「ここはおすすめですよ」と言葉巧みに提携してる土産物屋に連れてかれ、ゆっくり休む間もなく帰国…。

 

これね、もうつかれるんだわ笑笑

 

親と一緒だから添乗員つきのほうがラクだし安心かなと思ったけど、マジで疲れる。

なんなら、数年前のバリに行ってひたすら4日間ホテルにこもってスパ受けまくってたほうが至福だった。

 

だって、ヨーロッパの史跡をめぐるから、効率よく説明も聞きたいって思って添乗員つきにしたのに、『人手不足で日本人の現地ガイドがいません。私は行程管理員なので現地の英語ガイドの説明の要点を訳します』って。

そしたら訳も適当だし、『lime stoneって何だろ…わかんないです。すいません訳せません。』って笑笑

いやいや、わたしネットで調べるわ笑笑

そもそもちょっとは調べてきてちょうだいよ…って感じなわけで。

 

だったら、個人で行きたい場所をしぼって、知らない人に気を使わなくてすんで、もっとゆったりできる行程にして、好きなものを好きなときに食べるほうが絶対良いってなるでしょ。

 

短距離の旅行もそう。

グアムとか韓国とか、添乗員なしだけど送迎がついてるだけのようなツアーの場合。

いまやLCCのように航空券の選択肢が増えたし、自分で予約しやすくなったから、旅慣れた若者は『手数料3000円取られるなら自分でネット予約するわ』ってなるのも当然。

ましてや慣れるほど『迎えに来てくれなくても空港までタクシーなり何なりで自分で行けばいいっしょ』ってなる。

 

たしかに若者は海外に行かなくなったかもしれない。

でもそれは本当にそうなのかといったら怪しくて、日本人が団体で添乗員の振る旗についてく時代が終わっただけだと思う。

中国人だって、数年前はみんなバスで押し寄せてきてたけど、いまや個人旅行多いからね。

それと同じ。

 

同じツアーにいた年寄りがどう感じてたのかはわからないけど、すくなくとも私が一番最年少で次いで50代だった今回のツアーは私にはしんどかった。

個人でニュージーランド一人旅してたほうがスリルがあって楽しかった。

 

旅行の形態が変わりつつあるねぇ。